医療コンサルティングの「不都合な真実」に切り込む
サイト運営者<br>プロアキこんにちは、メド・プロキュア運営者のプロアキです。
病院の経営層や情報システム部門の方々から、「電子カルテの更新や新病院の立ち上げにあたり、医療コンサルティング会社を入れようと思うが、ランキング上位の大手なら安心だろうか?」というご相談をよく受けます。
実際にネットで「医療 コンサルティング 会社 ランキング」や「医療コンサル 東京」と検索すれば、煌びやかな横文字の大手ファームや、医療特化を謳う有名企業がズラリと並びます。
しかし、大手医療ITメーカーでの「売る側」と、大手医療機関での「買う側(病院長・事務長)」、その両方の最前線で数々のプロジェクトを指揮してきた私から、あえて辛口の結論を申し上げます。
「システム調達やIT導入において、数千万〜数億円を払って大手医療コンサルを入れる意味は、ほとんどありません」
むしろ、高額な費用を払った結果、現場に合わないテンプレ化されたシステムを押し付けられたり、裏で特定のディーラー(商社)やメーカーと結託した「名ばかりコンサル」に食い物にされたりするケースが後を絶ちません。
この記事では、「医療コンサルタント」というブラックボックス化された職業のリアルな人月単価(費用対効果)を洗い出し、裏で蠢くディーラーとの関係性を暴きます。


医療調達の「本質」を見極めます。大手医療ITメーカーでの提案営業と、大手医療機関でのシステム統括(部長・事務長)の両最前線を経験。ベンダーの「足し算(過剰提案)」を剥ぎ取り、貴院に本当に必要な機能と「素(す)」の適正価格を導き出すセカンドオピニオンです。
第1章:なぜ「大手コンサルは意味ない」と言われるのか?


高すぎる「人月費用」の現実
医療コンサルティングの費用は、基本的に「人月(にんげつ)単価」で計算されます。
大手の総合コンサルファームや医療特化型コンサルの一般的な人月単価の相場を、具体的に洗い出してみましょう。
| 役職・ランク | 役割 | 人月単価(目安) |
| パートナー / プリンシパル | プロジェクト総責任者。顔出しと契約の時だけ登場。 | 500万〜800万円 |
| シニアマネージャー | 現場の責任者。ベンダーや病院経営層との交渉担当。 | 350万〜500万円 |
| マネージャー | 実務のリーダー。RFP(提案依頼書)の作成などを指揮。 | 250万〜350万円 |
| シニアコンサルタント | 現場でのヒアリング、資料作成のメイン担当。 | 150万〜250万円 |
| アナリスト / アソシエイト | 若手。議事録作成、データ集計などの雑務担当。 | 100万〜150万円 |
たとえば、電子カルテのリプレイスプロジェクトで「マネージャー1名(50%稼働)、シニアコンサルタント1名(100%稼働)、アナリスト1名(100%稼働)」のチームを半年間(6ヶ月)入れたとします。
- マネージャー(300万 × 0.5)= 150万円
- シニアコンサルタント(200万 × 1.0)= 200万円
- アナリスト(120万 × 1.0)= 120万円
- 月額合計:470万円
- 半年間の総費用:2,820万円
約3,000万円という莫大な費用です。



さて、それだけの「費用価値」はあるのでしょうか?
費用価値はあるのか?「テンプレ提案」の罠
結論から言うと、大半のケースで「価格に見合う価値はない」と断言します。
なぜなら、彼らが持ってくるRFP(提案依頼書)やシステム構成案の多くは、過去の他病院のプロジェクトで使った資料の「使い回し(テンプレート)」だからです。
彼らは「医療コンサル 年収」というキーワードで検索される通り、非常に高給取りです。
その高収益を維持するためには、プロジェクトをいかに「効率よく」「パターン化」して回すかが至上命題となります。
そのため、病院ごとの泥臭い現場の運用(看護師の動線、医師のカルテ入力の癖など)を深く見ようとせず、「他院ではこれがベストプラクティスです」と、標準化されたシステムを押し付けてくるのです。
第2章:医療コンサルの闇「名ばかりコンサルとディーラーの蜜月」
「医療コンサルタント 資格」の真実
よく「医療 コンサルタント 資格」や「医療 コンサル 資格」と検索されますが、実は医療コンサルタントを名乗るために国家資格や特別な免許は一切不要です。
極端な話、今日から「私は医療コンサルタントです」と名乗れば、誰でもなれてしまいます。
だからこそ、この業界は「玉石混交」です。本当に経営とITに精通したプロもいれば、単なる元・製薬会社の営業マンが名乗っているだけのケースもあります。
最も危険な「紐付き(ひもつき)コンサル」
私がシステム調達の現場で最もタチが悪いと感じるのが、特定のディーラー(医療商社)やITベンダーと裏で結託している「名ばかりコンサル」です。
彼らは、病院に対しては「完全中立な立場でシステム選定をサポートします」と言いながら、裏では特定のベンダーが落札できるようにRFPの要件を巧妙に操作します。(特定のメーカーの機器にしかできない特殊な機能を、必須要件にこっそり紛れ込ませるのです)。
そして、お目当てのディーラーやベンダーが受注に成功すると、そこからシステム導入の「キックバック」や「プロジェクト管理費」という名目で裏から資金を吸い上げます。
病院側から見れば「コンサル費用は安く済んだ」と思っても、実際はベンダーの見積もりの中にコンサルの取り分がガッツリ上乗せされているだけで、結果的に病院は大損をしているのです。
第3章:具体的なコンサルの特徴で見る!医療コンサルティングのタイプ5選
では、医療機関はどのサービス、どのコンサル会社を選ぶべきなのでしょうか。
世の中に存在する医療コンサルを、その特徴と裏の狙いから「5つのタイプ」に分類しました。
貴院にアプローチしてきている業者がどこに当てはまるか、確認してみてください。
1. 【大手総合系コンサル】ブランド重視・超高額・テンプレ型
- 特徴: 誰もが知る外資系の総合コンサルティングファームや、国内最大手のシンクタンクなど。
- メリット: 圧倒的なブランド力。「〇〇コンサルを入れている」という事実だけで、理事会や銀行に対する説明材料(エクスキューズ)になる。
- デメリット: とにかく人月単価が高い。現場に入るのは医療現場を知らない若手(アナリスト)ばかりで、結局は過去のテンプレを当てはめるだけ。現場の医師や看護師との間で「あいつら現場を分かってない」という軋轢を生みやすい。
- プロアキの評価: 億単位の病院全体のM&Aや大規模な組織再編ならともかく、システム更新や機器調達レベルで入れるのは明らかな「オーバースペック(無駄遣い)」です。



予算のある大規模医療機関や自治体病院向けになります
2. 【医療特化型コンサル】専門性は高いが、特定ベンダー寄り?
- 特徴: 医療機関の経営支援やシステム導入に特化した中堅〜大手のコンサル会社。
- メリット: 医療用語や病院の仕組み(診療報酬など)には精通しており、話が早い。
- デメリット: 業界にどっぷり浸かっているため、特定の電子カルテメーカーや大手ディーラーと「暗黙の了解(ズブズブの関係)」ができあがっているケースが多い。彼らの敷いたレールに乗せられると、他社との健全な価格競争が起きず、結果的に高値掴みをさせられます。
- プロアキの評価: 要注意。「中立」を謳っていても、過去の導入実績が特定のベンダーに偏っていないか、厳しくチェックする必要があります。



コンパクトな提案はOKですが、付き合い方が重要ですね
3. 【会計系・監査法人系コンサル】数字のプロだがITは素人
- 特徴: 大手監査法人のグループ会社や、税理士法人が母体となっているコンサル。
- メリット: 病院の財務分析、収支改善、コスト削減の「数字のロジック」を作るのは非常に得意。
- デメリット: ITやシステムの実務(ネットワーク構築、部門システムの連携、データ移行など)に関しては素人同然。ベンダーが持ってきた見積もりの「金額」は叩けても、「そのシステム構成が技術的に妥当か、不要な機能はないか」という中身の精査(断捨離)はできません。
- プロアキの評価: 経営再建のフェーズでは有用ですが、IT調達のメインを張らせると、現場が使い物にならない安物システムを導入される危険があります。



医療の専門家が、どれだけいるか?という点がポイントです
4. 【ディーラー・商社お抱えの無料コンサル】タダより高いものはない
- 特徴: 医療商社やディーラーが「うちが無料でコンサル(導入支援)に入りますよ」と提案してくるパターン。
- メリット: コンサル費用という名目の持ち出しはゼロ。
- デメリット: 第2章で述べた通り、典型的な「紐付き」です。彼らの目的は自社が扱う製品を売ること、またはマージンを抜くことです。中立的な比較検討など最初から放棄されています。
- プロアキの評価: 絶対に避けるべきです。「タダで手伝う」という業者の見積もりには、必ず見えない形で彼らの利益が乗っています。



ディーラーとの関係性が、選択する際のポイントになります
5. 【独立系・実務型セカンドオピニオン】中立・引き算のプロ
- 特徴: 特定の企業や資本に属さず、実務経験者が個人または小規模で運営するアドバイザー。(手前味噌ですが、当サイト「メド・プロキュア」もここに入ります)。
- メリット: しがらみがないため、100%病院の利益だけを考えた「引き算(過剰スペックの排除)」の提案ができる。人月単価ではなく、スポットやプロジェクト単位の明朗会計であることが多い。
- デメリット: 個人の力量に依存するため、当たり外れが大きい。大手のような「ブランド力による安心感」はない。
- プロアキの評価: 実務能力と経験(DDや大規模導入実績)が確かな相手を選べば、最もコストパフォーマンスが高く、ベンダーと対等に渡り合える「病院側の強力な武器」になります。



基本的に病院・クリニック側で判断選択する際のサポートとして活用してください
第4章:失敗しないコンサルの選び方と「引き算」の調達
では、結果的にどのサービスを選ぶべきなのでしょうか?
私の答えは、「コンサルに丸投げするのをやめ、局地戦で『セカンドオピニオン』を活用する」ことです。
数千万円を払って大手コンサルにRFP作成からベンダー選定までを丸投げすると、彼らのペースで「足し算(過剰構成)」の調達が進みます。
そうではなく、病院の情シスや経営企画が主体となりつつ、「ベンダーの見積もりは適正か?」「このネットワーク構成に無駄はないか?」「この機能は本当に必要か?」という重要なジャッジの場面にだけ、しがらみのない専門家(セカンドオピニオン)を介入させるのです。
これが、無駄なコンサル費用を抑えつつ、システム調達のコストを最適化する「引き算の調達」の極意です。
まとめ:高額なコンサルに依存せず、病院側の「目利き」を持とう





いかがでしたでしょうか。
「大手だから」「ランキング上位だから」という理由だけで医療コンサルティング会社を選ぶことが、いかにリスクが高く、費用価値に見合わないかお分かりいただけたかと思います。
医療ITや大型機器の調達は、ベンダーとの情報格差が非常に大きい領域です。だからこそ、特定のディーラーに紐づかない、純粋に病院側の利益だけを追求する「中立な目利き」が必要です。
中小病院・クリニックの経営者様へ
システム調達に「数千万円のコンサル」は不要です。
大手のブランド力ではなく、「引き算の目利き」でITコストを最適化しませんか?
こんな「調達のモヤモヤ」を抱えていませんか?
✔︎ 見積もりの妥当性が不明
ベンダーから出された見積もりが「適正価格」なのか、比較する術がない。
✔︎ 大手コンサルは高すぎる
助言は欲しいが、数百万〜数千万円規模の人月費用は予算的にとても組めない。
✔︎ ディーラー任せへの不安
「無料で手伝います」という商社や業者の提案が、本当に自院のためなのか疑わしい。
その悩み、「医療調達のセカンドオピニオン」で解決します
メド・プロキュアは、中小規模の医療機関に特化した「完全オンライン型」の調達支援サービスです。
コンサルに丸投げするのではなく、要所(見積もり精査・構成評価)にだけ「プロの目」を入れることで、無駄なコンサル費用を掛けずに、ベンダーの過剰提案を「断捨離」します。
メド・プロキュア(プロアキ)が選ばれる3つの理由
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1
「売る側」と「買う側」を知り尽くした圧倒的実務経験
大手医療ITメーカーでの提案営業と、大手医療機関でのシステム統括・M&A支援。両面を経験しているからこそ、ベンダーの営業トークの裏側を見抜き、現場に本当に必要な構成(素の適正解)を導き出します。 -
2
「紐付き」ではない、100%完全中立の立場
特定のメーカーやディーラーからのキックバックは一切受け取りません。匿名(プロアキ)での運営だからこそできる、忖度のない「必要・不要」のジャッジを提供します。 -
3
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